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天狗の館入り口の大きな天狗の面や、飯綱東高原のいたるところには天狗の像があります。昔からこの地域には天狗の伝説があり、その天狗の名は『飯綱三郎天狗』と言ったそうです。
飯綱三郎天狗は、鞍馬山の大天狗などとともに、日本八大天狗の一人で、庶民に親しまれる天狗として信者に富を与え、病を除き、長寿を全うさせ、火難・盗難を除き強敵を降伏させる等、数多くの霊験を施したと伝えられています。かつて日本全土を襲った凶作の折りに、「天狗の麦飯」と呼ばれる、飯綱山頂に無限にある食べられる砂を日本全国を飛び回って配り、多くの庶民の命を救ったと言われています。
飯綱三郎天狗は、飯綱山の厄除け天狗をして、今も地域をを見守り続けています。
飯綱山は江戸時代まで修験者たちの道場があり、この修験者たちの姿や生活が天狗の伝説の元になったのではないかと言う説もあります。
霊仙寺山の標高は1875m。
飯綱の連山の一角をなす霊仙寺山は、飯綱山頂の北東に位置し、飯綱東高原側からの登山道で約2~3時間で登山できます。
登山者は少なく、季節ごとに花々が咲いています。飯綱山にかけての尾根を歩く縦走路は多少険しいですが、深山の趣きがある道のり楽しむことができます。
天気が良い日は、北に日本海から野尻湖までを望み、南には善光寺平から浅間山まで望むことができるすばらしい眺望が魅力です。
雨天でも川の水がにごらず、清らかなため神聖視されて「霊泉」と呼ばれ、ここから山名になっていると言われています。